ハイレバニキのFX研究所

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6月12日からの豪ドル円の週間分析

【豪ドル円の週間分析】

ドル円は先週は94円タッチもローソク足実体では抜けれず終わりましたが、先週だけで約2円近くも上げた豪ドル円でした。上げ材料として考えられるのはやはりRBA(オーストラリア準備銀行)の予想外の利上げが考えられます。それ以外としては円が弱いなどですかね?現状は2022年の11月以来の水準です。

まずは現状のポジションから見ていきます。

1現在のポジション状況です。オレンジがショートポジション、ブルーがロングとなっています。相場としては上昇していますがショートポジションの人が多いということは逆張りまたはナンピンをしていてつかまっている人が多いということです。現在つかまっている人たちが損切をすればその反対売買となり買い上がっていくことが考えられます。またまだ約定はしていないもののロングしたい人がかなり多くいることがわかります。このためまだ上昇傾向にあるのではないかと考えられます。

 

次に市場心理指数(RMI)を見ていきます。市場心理指数とは投資家が現在強気なのか弱気なのかを数値化したものです。オレンジ色の時は強気を表します。12時間前から徐々に強気の姿勢が出てきて現在は高止まりしていますね。一番高いところからは少し下がってきたもののまだ強気だということが読み取れます。

 

3次にチャートを見ていきます。まずは日足です。現在はチャネルの上限ピッタリにいる状態です。先週の金曜日にいったん94円を付けたものの、のせることができず、またチャネルの上限をローソク足実体で抜け切れずに終わりました。移動平均線を見てみると現在すべての移動平均線よりも上で推移している状態です。またサポートラインを3回目の挑戦で上抜け成功しているのでやはり上昇圧力が強いかと考えられます。なので今週の目線としては、少し落ちてくるところを待って買いで入っていくのがベストかと考えられます。

4 4時間足です。この後上がったからといったロングしてしまうと高値掴みしてしまうのでしっかりとサポートラインまで待ってそこから焦らずロングしていきましょう。

5 1時間足です。チャネルラインが引けている状況なのでこのチャネルから落ちてくるところを待ってサポートライン付近でピラミッティングでロングしていけばいいと思います。必ず長期足からチャートは見るようにして安値の切り下げがあったり下げるチャートが出たときにはポジションを持たず、もう一度シナリオを作りなおしてから入るようにしてください。

今週の上げ材料

今週の下げ材料

 

まとめ

今週は政策金利の発表や各国CPIがあり、非常に値動きは激しくなることが考えられるためテクニカルが効かない可能性が大いにあると考えられます。取引する際は十分ご注意ください。

オーストラリアドルは自国の経済や政治よりも中国や他の国の政治、経済に大きな影響を受ける珍しい通貨です。特に中国とは結び付きが深いので中国、香港株などを注視してみるとよいでしょう。それでは今週も頑張りましょう。

 

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